公共工事と民間工事は何が違う?施工管理の仕事内容や役割の違いを比較

「公共工事と民間工事では、施工管理の仕事にどのような違いがあるのだろうか」と疑問に感じている方もいるのではないでしょうか。


どちらも安全・品質・工程などを管理する施工管理の役割は共通していますが、工事の発注者や目的、書類管理、関係者との調整などには違いがあります。


また、担当する建物によって経験できる仕事内容や身につく力も変わります。


この記事では、公共工事と民間工事の違いから、施工管理として求められる仕事、経験できる建築工事、転職先を選ぶ際のポイントまで解説します。


施工管理への就職・転職を考えている方や、どのような工事を経験できる会社を選ぶべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。




■ 公共工事と民間工事



同じ建築工事でも、誰が工事を発注するのか、建物をつくる目的、工事を進める際に求められる管理などに違いがあります。



・発注者の違い

公共工事は、国や地方公共団体などが発注する工事です。


庁舎や学校、病院などの公共施設をはじめ、地域の生活や社会を支えるための建物・インフラに関わる工事が含まれます。


一方、民間工事は企業や個人などが発注する工事です。オフィスや店舗、マンション、工場など、発注者の事業や暮らしに必要な建物をつくったり改修したりします。



・工事目的の違い

公共工事では、地域住民が利用する施設や社会基盤を整備するという公共性があります。


そのため、完成した建物を安全に長く利用できるよう、定められた仕様や品質を確実に守ることが重要です。


民間工事では安全性や品質を確保することに加え、発注する企業や施主の希望、予算、用途などに応じた対応が求められます。



・管理方法の違い

公共工事と民間工事では、施工管理が行う安全管理・品質管理・工程管理などの基本的な役割は共通しています。


ただし公共工事では、発注者へ提出する書類や施工記録など、決められた基準に沿って工事を進める場面が多くあります。


民間工事でも記録や品質管理は必要ですが、発注者の要望や建物の用途に応じて調整する場面があります。


どちらの現場にも特徴があるため、施工管理として働く会社を探す際は、その会社がどのような工事を多く手掛けているか確認することも大切です。




■ 施工管理の違い



公共工事と民間工事のどちらでも施工管理の基本的な役割は共通しています。一方で、特に重視される業務や発注者との関わり方には違いがあります。



・書類管理

公共工事では、定められた基準や仕様に沿って工事を進め、その内容を記録として残すことが重要です。


施工写真や工程に関する資料、品質管理の記録など、発注者へ提出する書類を正確に整理する必要があります。


公共工事では、現場の施工だけでなく、決められた書類や記録を正確に残すことも重要な業務の一つです。


施工管理として公共工事を経験することで、現場だけでなく、工事内容を正確に記録・報告する力も身につけることができます。



・工程調整

公共工事でも民間工事でも、決められた工期までに建物を完成させるための工程管理が必要です。


ただし、建物の用途や発注者の事情によって調整する内容は異なります。


たとえば、施設を利用しながら行う改修工事では、利用者への影響を抑えるために作業時間や工事範囲を調整する必要があります。


施工管理には、現場の状況を把握しながら、職人や協力会社と工程を組み立てていく役割があります。



・発注者対応

施工管理は、現場で作業する人だけでなく、工事を依頼する発注者とも関わります。


公共工事では自治体などの担当者、民間工事では企業や建物の所有者など、相手によって確認事項や要望は異なります。


そのため、複数の種類の工事を経験することで、現場管理だけでなく、さまざまな立場の相手と調整する力も身につけやすくなります。




■ 経験できる建築工事



施工管理として身につく経験は、担当する建物によっても変わります。公共工事と民間工事の両方を扱う会社では、それぞれ異なる条件の中で現場管理を経験できます。



・公共施設

公共工事では、庁舎や学校、病院、福祉施設など、多くの人が利用する建物に携わることがあります。


工事では、安全や品質を確保するだけでなく、決められた仕様に沿って施工し、その内容を写真や書類として正確に記録することも重要です。


地域で長く利用される建物に携われるため、自分が管理した現場が地域の暮らしを支えていることを実感しやすい仕事でもあります。



・オフィス

民間工事では、企業のオフィスや事務所などの新築・改修工事を担当する場合があります。


特に改修工事では、企業が建物を利用しながら施工するケースもあるため、仕事への影響をできるだけ抑えるための工程調整が必要になります。


発注者の要望を確認しながら、職人や協力会社と施工方法や日程を調整する経験を積むことができます。



・マンション改修

マンションの大規模修繕や改修工事では、居住者が生活している状態で施工を進める場合があります。


そのため、安全管理や品質管理だけでなく、工事の日程や作業内容を周知し、生活への影響に配慮することも重要です。


建物をつくる技術だけではなく、利用者や発注者、協力会社などさまざまな相手と調整しながら現場を進める力を身につけられます。




■ 会社選びのポイント



施工管理として転職先を探す際は、給与や休日だけでなく、その会社でどのような工事を経験できるのか確認することも大切です。



・施工実績を見る

まず確認したいのが、その会社がこれまでどのような工事を手掛けてきたかです。


公共施設を中心に扱っている会社もあれば、オフィスやマンション、工場など民間工事を幅広く手掛けている会社もあります。


施工事例を見ることで、入社後に担当する可能性がある建物や現場の規模をイメージしやすくなります。


公共工事と民間工事の両方を経験したい場合は、会社の施工実績を確認しておきましょう。



・担当範囲を見る

同じ施工管理でも、会社によって担当する業務の範囲は異なります。


工程管理や安全管理だけでなく、発注者との打ち合わせ、協力会社との調整、見積や発注、書類作成など幅広く経験できる会社もあります。


将来的に一つの現場をまとめる立場を目指したい場合は、どの段階まで仕事を任せてもらえるのかも確認しておきたいポイントです。



・育成環境を見る

さまざまな現場を経験できる会社でも、未経験者が一人で仕事を覚えるのは簡単ではありません。


入社後に先輩社員から現場で教えてもらえるのか、必要な講習や資格取得を支援してもらえるのかなど、育成環境も確認しましょう。


「どんな工事をしている会社か」と「どう育ててもらえる会社か」の両方を見ることが大切です。




■ まとめ



公共工事と民間工事では、発注者や工事の目的、書類管理、関係者との調整などに違いがあります。一方で、安全・品質・工程を管理し、工事を予定通り完成へ導く施工管理の役割は共通しています。


公共施設、オフィス、マンション改修など、担当する建物によって経験できる業務や身につく力も変わります。


施工管理として転職先を選ぶ際は、給与や休日だけでなく、その会社がどのような工事を手掛けているのか、どこまで仕事を任せてもらえるのか、どのような育成環境があるのかまで確認してみましょう。




■ 幅広い建築工事を経験するなら前屋敷組へ



株式会社前屋敷組は、鹿児島県内および離島地域を中心に、公共工事から民間工事まで幅広い建築工事を手掛けています。


地方自治体が発注する福祉施設・病院・庁舎などの公共工事に加え、民間企業から依頼を受けるオフィス・事務所の新築や改修、マンションの大規模修繕など、さまざまな建築現場に携われることが特徴です


さらに、鹿児島ならではの仕事として、離島の発電所建屋の新築・増築・改築にも携わっています。


施工管理として幅広い工事を経験することで、安全・品質・工程管理だけでなく、発注者との調整や協力会社との連携、書類作成など、現場をまとめるために必要なさまざまな力を身につけることができます。


前屋敷組では経験者だけでなく未経験者も歓迎しており、入社後は先輩社員から現場で仕事を学びながら成長できます。資格取得支援制度も用意しているため、経験を積みながら次のステップを目指すことも可能です。


「公共工事にも民間工事にも携わってみたい」「さまざまな建物を経験して施工管理として成長したい」という方は、前屋敷組の採用情報をご確認ください。


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